New タカハシJP/NJP赤道儀専用回転架台Mark-IIIタカハシカラー版 旧カラーも対応可能です

テレスコ工作工房の数少ないヒット商品です。これまで多くの方々からご注文いただきましたが、大変ご好評いただいております。その中にはお一人で3点お使いの方もおられるほどで、これまで移動観測などで苦労されていた方はこの回転架台により開放されたということです。今回製作分より、タカハシ（ライトグリーン）塗装仕様になります。タカハシカラーに調色したウレタン塗料を使って高温にて焼き付け処理をして耐久性を高めた仕上げとなっております。画像では黒になっておりますが、仕上がりはタカハシカラーになります。今回の製作分より回転固定用ノブネジをさらに良質でグリップしやすい耐久性の高いものを使っております。従って塗装処理も含めて以前のアルマイト処理品よりは遥かに手間もコストも大きくかかっておりますが、価格は据え置いて販売いたします。

今回から新型のMark-IIIタイプとなり、改良点は、上下部品のそれぞれにベアリングとスラストワッシャー２枚を入れて、さらに上下を一体化させるために中央のボルトで固定しています。これまでのベアリングを用いないタイプでは上下部品が完全に一体化していなかったために重心の移動により片浮きが生じて回転が渋くなっていました。それを改善させるために上下にそれぞれベアリングを入れて回転する上部ベースをベアリングでサンドして回転のスムーズさを確保しました。旧タイプのベアリングを用いないタイプよりは10,000円はコスト高となっているので、現在の価格と致しました。画像では中央が開いていますが、実際には中央にベアリングを押さえる円盤部品があるので、開いておりません。

他の個人の製作所とかで当店の商品の類似品を作っているようですが、同じ仕様はコストも手間もかかる上に焼き付け塗装ができないので同じ仕様ではありません。

使った方々からリポートを頂戴しておりますが、これまでは遠征地で機材を乗せきった状態での方位修正が大変だったものが、この回転架台を使うことで劇的に楽になったそうです。通常は日中組み立てて機材を全てセットしてから夜間に極軸合わせをするものですが、極軸を方位磁石で合わせても、どうしても狂いがあり、それが極軸調整の範疇を超えていると再度機材を下ろすなどしてセッティングしなおす必要がありました。しかし、これがあればたとえ狂っていても３カ所のネジを手で緩めるだけで自由に回転するので、セッティングが苦にならなくなったと言います。このノブネジも今回分からより使いやすいものに交換してあります。