荷物を持っていけない場所でポラリエなどのポータブル赤道儀を使う際には、このペットボトルウェイトアダプターが活躍してくれます。この商品は、当方の長年に渡る海外遠征経験より考案したもので、当店の完全オリジナルアイディア商品です。画像4のKO•BORG 36EDとEOS M3の組み合わせでは250mlのペットボトルと100mmのウェイトシャフトがあれば、バランスがとれます。極僅かにカメラ側が重いですが、許容範囲です。
このペットボトルウェイトアダプターも、前モデルから改良してペットボトルのキャップを付けたまま装着できるようになっているので、ワンタッチで簡単に装着できます。以前の商品はキャップの代わりをしていたので、内側にネジを切っていたので製作の手間もかかっていますが、New Modelはそれがないので、製作コストも若干下がり、それにより御値段も御安くできるようになりました。本品には、シャフトなどは付属しませんので、シャフトを使う場合にはPCB-EQ2用をお使いください。PCB-EQ2にはシャフトを使わずともそのまま雲台ベースに装着できます。ただその場合は、微動雲台などにペットボトルが干渉しないようにする必要があります。
ペットボトルは、必要に応じて大きな容量も使えるので、ウェイト無しでも結構な機材を乗せて使うことができます。ペットボトルの位置は変えることができませんが、容量を調節することで、いろいろな機材のバランスをとるころが可能です。ペットボトルには単に水だけでなく、土や砂、小石を入れてもいいです。砂や小石のほうが比重が水より大きいので、小さなペットボトルでも大きな重量になります。
ペットボトルアダプターには、ネジを1本しかつけていません。ネジ穴は2カ所ありますが、1カ所で十分です。ただし必要となった場合には市販のM5ネジを使うなどしてください。
登山などにこの商品とBORGを持っていけば、標高の高い透明度の高い空で直焦点撮影が気軽にできるようになります。ペットボトルは使用が終われば空にして持ち帰ることができるので、ザックの重量も気にせずにすみます。30年前には、タカハシP-2赤道儀などの10kgを超える機材を背負って山に登って撮影をしたものですが、ポラリエとこの商品により、撮影範囲が飛躍的に広がることでしょう。ぜひこの機会に一つお買い求めください。