商品には、お値段を記載しておりますが、ご要望があればお値段交渉にも応じますし、他に処分されたい望遠鏡などもあれば、トレードなどによる差額購入にも応じますので、気軽にご相談ください。
Fujinon フジノン Meibo メイボー 25 x 150 大型双眼鏡+特注ピラー脚セットです。当時、双眼鏡だけで180万円もした高値の花だった製品ですが、富士で作った150mm双眼鏡でも珍しかった90度の対空型です。その見え味は、光学性能的に今のEDタイプを凌ぐほどの性能があるそうで、当時の事を知っているフジフイルムの方が言っているそうです。ネットでもほとんどその情報も出ないくらいレアな商品のようですが、欲しい方は一定数はいらっしゃるようで、プレミアがついています。当時フジが作っていた双眼鏡の多くは漁船や巡視船などに多用されていましたが、この対空型は、どちらかと言えば空を見る業務用として作られていたので、当然天体観測用としては、使われていた方もある程度はいらっしゃるようです。
86年の天文ガイドに2ページの特集記事が載っていますが、テストリポートではその評価は絶賛されていました。実際に星を見ると星雲や星団が立体的なイメージで迫ってくるので、その迫力は一度見ると忘れられません。今の時代は単品の望遠鏡を2本使って双眼望遠鏡として使っている方々がおられますが、この150mmの迫力にどれほど勝るのかです。多くの方々に使われている2本の望遠鏡を並列させて光軸を調整して使われている双眼望遠鏡では、多少光軸が狂っていても人間の目では自然に調整できる機能を持っているので、厳密には合わない状態で目がそれに合わせて使っていると思われます。それと比較して工場で光学的に精密に光軸を合わせて双方のレンズもマッチングさせて作られている大型双眼鏡とはそもそも設計の段階から違っていますので、いくら今の新しいトリプレットタイプの屈折望遠鏡を揃えても、30年前にメーカーで作られた150mmの双眼鏡以上の性能を出せるとは信じ難いです。そういう意味からもその価格だけで双眼望遠鏡とメーカー製品の双眼鏡を比較するには無理があります。
肝心なレンズ類の状態ですが、外観は見た目も綺麗ですし、大きな目立つ傷もありません。レンズもその当時のものとしては大変綺麗な状態を維持しています。観測に支障のあるゴミなども見た限りではありません。保管状態がとても良かったので、カビなどもありません。
商品内容は、以下になります。
フジノンMeibo 25 x 150mm対空型双眼鏡本体、経緯台、タカハシJP赤道儀用ピラー脚、双眼鏡経緯台ピラーアダプター(特注製作)、双眼鏡ファインダーホルダー(タカハシFQR用)(特注製作品)、木製ケース、キャップ類です。
納期は概ね1ヶ月程度必要です。仕上がり次第お届けしますが、本体が30kgありますので、年配の方で持ち運びができない場合には、お手伝いはさせていただきますが、その費用も必要です。発送は基本的に難しいので、お引き取りいただくか、こちらから配送するかの二者択一になります。当然その費用もかかりますので、ご容赦ください。